狂気従容

軍事、歴史、宗教などを語ります。

何とか生き延びた

気が付けばクリスマスも終わり、年の瀬である。


何とか生き延びた。これと言って、収穫があったけわけではないが、少なくとも1年間生き延びることができた。


コロナに振り回された1年、というのが世間様だろうが、幸か不幸か、私の業界はコロナの影響を大して受けなかった。仕事が減ることも、増えることも無かった。元々、残業多めだったので、仕事量自体は大したものだったが(この3か月は残業80時間コースだった)。


生き延びはしたが、何か夢や希望があるわけではない。生きていて楽しいと思うことも少ない。


無職だったころに比べればマシだろうか。当時と違うのは、「働いている」という点だけだ。無職の頃は、本当に何もなかった。今は、仕事と少しの貯金以外何もない。

 

この1年間で、休日出勤が20日くらいはあったろう。もちろんサービス出勤だ。ではその20日間、仕事がなければ何をしただろうか。多分、酒を飲んでタバコを吸い、寝ていただろう。1年を振り返って思ったが、酒とタバコ以外、ほぼ金を使っていない。PCを買ったくらいか。

 

生きてはいる。生き延びはした。だが、それだけ。この生活を、あと何年も続けられる自信はない。

 

これと言って楽しみもなく、熱中することも、誇りに思うようなことも無い、目的の無い人生を、あるいは生存することだけが目的の人生を、お行儀よく全うするというのは、かなりの才能だと思う。自殺することなく、法を犯すこともなく、ただ働くだけの人生を、働けなくなるまで続ける。

 

このご時世、それでも働けるだけマシなのだろうか。生きるためにお金が必要だから働いているが、それ以外に何もない。それでもマシだろうか。今の私にはわからない。

 

生き延びて、時間を稼ぐことに成功したのだから、次は、生きていて本気で楽しいと思えること、意味があると思うことを見出したい。糸口は全く見つからないが、そう思う。