狂気従容

軍事、歴史、宗教などを語ります。

半径5mの地獄

この前の金曜日、母親が選挙支援で東京に行ったそうだ。この文字通りの非常事態に選挙支援が為、東京まで行く。愚行なんてレベルではない、反社会的行為と言っていいだろう。

 

創価学会員の活動家が選挙支援活動を熱心にやるのは毎度のことだが、この状況下でも行動に移すとは流石に予測していなかった。打ち出しが、どのラインからなのかは分からないが、都議選に(+衆院選に)危機感を感じているのかもしれない。創価学会公明党も、いずれ衰退するのは間違いないのだがら、すみやかに勝手に滅んでくれ。巻き込まないでほしい。いや、それが困難なのは承知だが。

 

今までも創価学会の非常識な選挙支援は見てきたし、自分自身もニコポン(その辺の通行人にお声掛けする)とかやってきた口だが、ここまでイカレタ行動に出るとは思わなかった。様々な機会から創価学会の実態を知り、もう創価学会からどんな事実が出てこようと今更驚かんと構えていたが、そんなことは無かった。

 

創価学会にとって、都議選は準国政選挙というか、ほぼ国政選挙扱いの重要案件。本陣信濃町が東京にあるし、何かと目立つ選挙なのは事実だ。しかし、多くの国民が不要不急の外出を控え、飲食店や宿泊業が困難な状況にある中、選挙支援が為に他県へ出かけるとは、とても常識では考えられない行為である。頭おかしいにも程がある。

 

創価学会の選挙支援活動は、かなり際どい……というか駄目な部分がこれまでもあったけれど(未成年者を講演会に人数合わせで参加させるとか)、彼等には理性というものが完全に消失したように思われる。少しづつ壊れる過程で、「正常」という概念から完全に外れてしまった。

 

私が八王子に居た頃、学生部は特に狂気じみた迷惑選挙支援を実施していたが、今はどうだろう。創価大学を抱え、使える労働力たる学生部員の供給源として機能してしまっている八王子。この状況下で、無茶な支援指示は出ていないだろうか。八王子の学生部幹部(社会人)と言うのは、基本的には大学か本部の職員なので、彼等の方針と言うのは、極めて信濃町を意識したものになる。地方のようにノラりクラりとはいかない。

 

イカレタ宗教老人(母)が勝手に一人で死ぬ分には、喜びこそしれ悲しむ要素は無いが、若い世代に被害が出るようなことがあってはならない。創大生は悪い意味でも素直な学生が多いもので、頼まれればやってしまうだろう。だが大局的に考えてほしい。この社会状況下、選挙を頼むために都心へ出かけることが、果たして公共の福祉に利することになるだろうかと。

 

どうせ重点区はいつも同じ場所だ。何年も議員を輩出しているにもかかわらず、「アブナイアブナイ」言われるといううのならば、評価されていないということ。ただそれだけだ。いずれ限界点を超え、立候補しなくなるだろう。そんな活動に、人生を費やす必要はないし、間違っても他の誰かを巻き込んではいけない。

 

結局のところ、公明党創価学会員以外からの大きな支持を取り付けることに失敗したのだ。何年も何年も同じことを繰り返し、近年では得票数を減らすばかり。遂に、1,000万大運動は達成できなかった。なんかのきっかけで、投票率が上昇すれば、あっさりと沈む候補者。活動家の高齢化と共に、票を減らしていく。衰退必定だ。

 

BBQだパーティーだ路上飲みだと、騒がれることがある。長引く自粛による精神的抑圧、非常事態宣言の経済への影響、それはそれで考慮する必要があるだろう。だが、選挙支援で外出するのは狂気以外の表現方法がない。そんな人が同じ家族であるという事実。ありふれた狂気に気が触れていく。