狂気従容

軍事、歴史、宗教などを語ります。

2020-12-30から1日間の記事一覧

創価学会の教義問題(いずれまた変わる教義)

創価学会は2002年に変更された教義会則を未来永劫維持しようとは考えていませんでした。2002年の会則改定に合わせて作成された「教学の基礎」、「御書の世界」では、大御本尊を日蓮の真筆としながらも、嘗て(日蓮正宗時代)ほど信仰の根幹としていません。…

創価学会の教義問題(適当な本尊選び・宗創問題の不毛さ)

創価大学の宮田幸一教授のHPには、興味深いことが結構書いてあります。内容としては、第二次宗創問題の裏話です。昔ながらのHPの構成なので、少し読み辛いですが、読んでいただきだいです。似たような話を、別人から伺ったこともありますが。以下リンク先で…

創価学会の教義問題(知られていた矛盾と今後の課題)

これはある壮年の信濃町関係者から伺った話です。かつて創価学会には、池田名誉会長を囲んでの教学研究会のようなものが存在したそうです。 池田氏は教学の専門家ではないので、遺文の解釈にしても、周りのブレーンの意見を参考にします。昔は原島崇氏が有名…

創価学会の教義問題(日蓮と平和主義)

以前にも指摘しましたが、日蓮の残した文章にはかなり過激な文言が残っています。 「建長寺・寿福寺・極楽寺・大仏・長楽寺等の一切の念仏者・禅僧等が寺塔をばやきはらいて彼等が頸をゆひのはまにて切らずば日本国必ずほろぶべしと申し候了ぬ」 撰時抄 「涅…

創価学会の教義問題(創価学会と日蓮正宗の不一致)

創価学会と日蓮正宗の教義は、どの段階まで一致していたのか。 結論から言うと厳密に創価学会=日蓮正宗であった時期はありません。創価学会は創立以来、日蓮正宗の教えをそのまま受け入れたことはありません。強いて言うならば、1979年から1990年にかけて、…

創価学会の教義問題(大御本尊関連)

創価学会の教義問題ということで、大御本尊にも触れておきます。面倒なので、大御本尊の真贋論争および日蓮本仏論の文献学的な推察に触れません。まぁ、インターネット時代、調べればすぐにわかることです。 大御本尊とは何か、非学会員の方にもわかりやすく…

創価学会の教義問題(本仏論)

本仏論に関して疑問に思っていること、漠然と考えていることを書きます。私は、仏や神という言葉、概念が元々どの様に発生したのか、その意味するところは何であったか、知見も理解も足りない身です。 釈迦本仏論と日蓮本仏論。それぞれの文献学的な考察等は…

創価学会の教義問題(その先にあるもの)

創価学会の教義問題を考える上で、まず把握していなければならいことがあります。創価学会に限らず、他の宗教団体にも言えることかと思います。経典の真偽についてです。 教義論争の多くは、遺文の真偽判断、取捨選択作業に帰着します。創価学会で言うならば…